シャトー・アンジェリュス 2015

『シャトー・アンジェリュスの名声を不動のものにした1996年』

ボルドー・サンテミリオンにあるこのシャトー・アンジェリュスは、1996年にサン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセ（第1特別級）に昇格し、さらには、

生産者である「ユベール・ド・ボウアール氏」が、フランスの厳格なワイン誌「ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」で今年度最高のヴィニュロンに輝き、シャトー・アンジェリュスの名声を不動のものにしました。


あのロバート・パーカー氏も、
「最高のワインであり、真のサンテミリオン愛好家であれば必ず買うべきワインである」
とまで激賞しています！！

『並はずれたテロワールならではの大胆な品種配分』

シャトー・アンジェリュスは、有名なサンテミリオンの鐘楼から1キロメートルほど離れた、ピエ・ド・コートと呼ばれる真南向きの丘陵に位置します。

ポウアード・ド・ラフォレ家が8世代に渡って築き上げた情熱の傑作であるこのシャトーは、テロワールやアンジェリュスのワインの特徴を重視した実践と技術を繰り返し見直してゆくことによって、サンテミリオンのトップに並ぶ特産ワインとなり、1996年には第1特別級に格上げされました。

サンテミリオンの花形ワインとして世界にその名が知られるシャトー・アンジェリュスは、テロワールの本質を大切にし、ここでは、畑、セラーを問わず、伝統的作業を大切にしながらも、各収穫ブドウ、各ヴィンテージを最高のレベルに引き上げるための絶え間ない技術的進歩を怠りません。
その結果、1996年には第1特別級に格上げされました。
さらに1980年代に、ボルドーのエノロジストとして著名な「ミシェル・ロラン」をコンサルタントとして迎え入れ、ワインを100％オーク樽で熟成させるべきであると主張し、マセラシオン後早めの時期に樽へワインを移す方法に、ボルドーで初めて見直しを図ったシャトーです。
小さなオーク樽で発酵させることにより、ここのワインに並外れた複雑さと強烈さが備わりました。

カベルネ・フランを47％も栽培する珍しい比率のアンジェリュスは、強烈で、リッチで、しなやかで、ふくよかな果実味があり、若いうちに飲めるという特徴が強調されていますが、現在ではこのワインの色は深みを増し、凝縮感があり、よりよい熟成を促すタンニンも増していると言われています。